砂漠の町から首都カイロへ |
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| 砂漠の町バウィーティから、カイロ行きの大型バスに乗り込む。 あっという間の3日間だった。 砂漠なんて見るものはそれほどないと思っていたのだが、エジプトのバフレイヤ砂漠は見所満載、超お勧めの砂漠だった。 完全な砂漠のど真ん中というわけではないから、バウィーティの町の周辺の温泉やソルトレイクなどの水資源、ブラックマウンテンやクリスタルマウンテンなどの小高い山、ラクダの放牧に洒落たキャンプ場、砂漠以外にも楽しめる事がたくさんあった。 そして当然、黒砂漠、白砂漠の幻想的な世界。 時の経つのはあっという間の、バフレイヤ砂漠ツアーだった。
大型バスは行きの時にも立ち寄ったドライブインに立ち寄る。 シャイを飲んでいたら便意をもよおしてきたので、エジプト式トイレへ入る。 砂漠では全然トイレへ行く気配すらなかったが、砂漠を出た途端にトイレへ行きたくなるとは、ラッキーだった。 砂漠ツアー参加前に下痢だったから、砂漠でのトイレを非常に心配していたのだが、結局砂漠では無事にトイレへ行くこともなく、元気そのものだった。 砂漠突入前後はやや下痢気味だったことを考えると、砂漠で便意をもよおさなかったのは奇蹟にちかいかも。 (砂漠で人生初体験となる「野グソ」を体験したい気持もあったが・・・)
エジプト式トイレをでて、再び2杯目のシャイを飲む。 バスに乗り、後は砂漠ロードをカイロまで一直線だ。 途中でギザのピラミッド横を通ったので、バスからパチリ! バスはカイロのトルゴマーンバスターミナルではなく、ギザ駅周辺で乗客全員を降ろした。 道路が混雑しているとの事で、こういう結果となったようだ。 エジプトらしいというかなんというか・・・・・ バスターミナルに迎えの車が来ていると思った俺たちだったが、地下鉄ギザ駅よりさくらホテルへと向かう。
のんびりした砂漠の町バウィーティから、喧騒の町カイロへ。 エジプト滞在もあとわずか・・・・・
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10月10日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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洞窟ホテル「ギュミュシュ」 |
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| おじいさんのオンボロ車に乗り、向かうは洞窟ホテルギュミュシュ。 オトガルからはほんの数分の距離。あっという間に到着だ。 チップを渡そうとしたが、いらないとおじいさんはいう。 どうやらここのホテルのオーナーの、お父さんのようだった。 (違うかもしれないが・・・・・) 中庭にはトルコ人女性2人組とトルコ人カップルとオーナーがいた。 早速オーナーにチャイをご馳走になる。 トルコ人女性2人は看護婦、カップルの女性はモデルという事だった。 オーナーの怪しい英語と日本語で、中庭はとても盛り上がった。 会話帳を手に、俺も精一杯トルコ語で話しかける。 さらに盛り上がる。 ただ残念だったのは、この二組とも今日でこのホテルを去ってしまうという事。 今日は日曜日だった。 「昨日泊まっていればなぁ・・・・・」 トルコ人との友好を深められたのだが残念だ。
看護婦がチェックアウトをし、カップルとオーナーと俺で話を続けていると、ホテルの目の前を日本人らしき女性が通り過ぎようとしていた。 オーナーが大きな声で呼び止める。 英語、日本語で声を掛けると、女性は足を止めた。 怪しげな表情をしながら、彼女はホテルの中庭へやってきた。 日本人女性だった。彼女にもチャイが振舞われ、更にテーブルは盛り上がった。 後で聞いたら、 俺は日本人には見えなかったらしい・・・・・ 日本語が上手だと思ったらしい・・・・・
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10月10日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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ギョレメ |
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| カッパドキアといえば奇岩と洞窟ホテル。 となると、向かうは当然ギョレメの町となる。
ネブシェヒルのオトガルから10分位だろうか、奇妙な形をした奇岩の大パノラマが広がり、マイクロバスはギョレメの町に到着した。 素朴な感じのする町である。 大型バスはほぼ満席だったが、マイクロバスには数人しか乗っていなかった。 噂では客引きがしつこいと聞いていたが、ギョレメのオトガルはがらんとしており、客引きは一人もいなかった。
まずは宿探し、 せっかくギョレメへ来たのだから、洞窟ホテルに泊まりたい。 強行日程での唯一のホテル滞在になる。 そこで、全室洞窟部屋の「ギュミュシュ」をめざす。 地図を広げているとおじいさんが、 「どこへ行くんだ?」と、声を掛けて来る。 無視するかどうかちょっと悩んだが、初めて来た町だし、いきなり無視するのもなんだかなと思い、「ギュミュシュ」と告げた。 するとおじさんは、「OK!」と言って、俺を車に案内した。 ちょっとオンボロの車だった。送ってくれると言うのだ。 この手の展開はろくでもないというのが、エジプトでの経験だったが、なにしろスーツケースが大きく重く、楽をしたいという思いと、万が一の場合はまた空手の嘘をついて乗り切るか・・・・・という考えもあり、おじいさんの車に乗る事にした。 おじいさんだからね・・・・・
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10月10日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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カイロのシーフードレストラン |
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| バフレイヤ砂漠からさくらホテルへ戻ってきたが、その日のうちにツアーで一緒だったカップルは、ホテルを去っていった。 もう一人の女の子も、翌日にはルクソールへと旅立って行った。 去るものがいれば、来る者もいる。 東京から来た小野さんと一緒に、食事に行く事になった。 タフリール広場(地下鉄サダト駅)のシーフードレストラン「アスマーク インニール」へ行った。 地球の歩き方にも載っている店だ。庶民的と記載されている。 メニューを見るがさっぱりわからない。 値段も高いような気がする・・・・・ 氷を敷き詰めたショーケースに魚が並んでいたので、それを指差して注文をした。 この時の予想では100LE(エジプトポンド)を超えていた。 庶民どころか高級店である・・・・・ 汚いナイル川の魚は食べたくなかったが、海の魚は1種類しかなく、仕方なくナイル川の魚も頼んだ。 それが写真の魚だ。 名前はわからない、味も川魚独特の臭みがあるが、日本の川魚もこの程度の臭みはある。許せる範囲だ。 しかし、グロテスクな料理だ・・・・・
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10月9日(土) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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ネブシェヒルのオトガル |
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| トルコの旅は長距離バスが中心になり、 その各都市の拠点となるバスターミナルを「オトガル」という。
トルコ最大の観光名所カッパドキアは、 ネブシェヒルのオトガルから、ギョレメ、アヴァノス、ユルギュップ、へとマイクロバスでそれぞれ乗り継ぐ。
メトロ社はギョレメへ直接乗り付けていないので、 ここでマイクロバスに乗り換える。 イスタンブールからここまで約10時間位だった。 予定よりもかなり早かった。 豪華バスとはいっても、なかなか寝付けないものだ。 体調はいまいちかな。
さぁ~ここから奇岩のギョレメへ出発だ。
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10月9日(土) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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トゥズ湖のドライブイン |
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| バスは走り続け 朝方2度目のドライブインに停留 トゥズ湖のほとりのドライブイン 写真ではわかりずらいかな・・・・・
カッパドキアまでもう少しだ
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10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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トルコのドライブイン |
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| 23時ハレムガラジュ発、ネブシェヒル行きの長距離バスに乗る。
バスに乗るとチャイのサービスがはじまる。 エジプトと違い無料である。お菓子のサービス。 お手拭代わりの香水、 コロンヤと呼ばれる液体を手に振り掛けてもらい、手や首筋に塗りつける。 柑橘系のいい匂いがする。
霧でほとんど前が見えない状況だが、バスはかなりのスピードで山を越える。 夜中の2時位だっただろうか、バスは最初のドライブインに停留する。 メトロ社の立寄るドライブインは、トイレチップの必要がない。 日本のSAと似ている。
外は肌寒い チャイを飲んだ ドライブインを通り過ぎていくヘッドライト 夜の灯りは旅行者を感傷的な気分にさせる
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10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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シーフィッシュ |
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| こちらはまぁ~ベーシックなスタイルのシーフィッシュ。 やはり名前はわからない。 日本でも知られている名前だったような気がするが・・・
さてお会計。ところが最初に予想した金額よりかなり安い。 どうやら料金表は1kgあたりの料金だったらしい。 (不確かだが・・・) 当然、1kgも食べてはいないので、それよりも安い計算になるわけだ。 (不確かだが・・・・・) それでも庶民的ではなく、中級店に分類されるべきかな。 (日本的価値観なら庶民的だが・・・)
ちょっと得した気分で店を出る。 ジューススタンドで、フレッシュオレンジジュースを一気飲みする。 1.5LE(27円) 宿に戻り、明日はアレキサンドリアへ行く事にする。
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10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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強行日程カッパドキアへ |
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| イスタンブールを離れ、 奇岩で有名な世界遺産カッパドキアへいく事にした。
トルコ国内移動は電車よりもバスがメインとなる。 数あるバス会社の中では、今回乗車したメトロ社が1番であった。 窓口での対応、チケットの記載内容、無料トイレ、車内サービスなど、全ての点で、他のバス会社に優っていた。 バスは豪華メルセデスベンツ社製。 トルコ国内を移動するなら、メトロがお勧めだ。
カッパドキアまでバスで12時間の旅。 実はこの後パムッカレへ10時間、イスタンブールへ11時間という、1泊4日長距離バスでの強行日程だったのだ。 ほんとに疲れた・・・・・
ホテルをチェックアウトし国鉄クムカプ駅までスーツケースを引っ張る。 2駅目が終点スィルケジ駅。 今日は大きなスーツケースがあったので、トラムに乗って終点エミノニュまで1駅。 フェリーに乗って降りたところがバスターミナルのハレム・ガラジュだ。 フェリーは約20分でアジアとヨーロッパを結ぶ。
さぁ~これからはトルコのアジア大陸を周遊だ!
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10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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86億トルコリラ、ボッタクリバー体験! |
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| 声を掛けてきた小柄なトルコ人の中年男性。 見た目気弱な感じだ。 「いい店を知っている、トルコ、ロシア、ウクライナ、ジャパニーズ、」 「4000万トルコリラ(約3200円)」 「ノープロブレム、OK?」 なに・・・・・ 「ジャパニーズ?4000万トルコリラ?」 うなずく男。 その男がとても人を騙すような人間にみえなかったので、 その男についていってしまった。 それが悲劇の始まりだった・・・・・
声を掛けられた場所から、どことなく寂しい場所へ歩いていく。 5分以上歩いただろうか、何となくやばい匂いがした。 男にわからぬように、財布の中から3万円を抜き取り、 スーツの後ろポケットに隠した。
ようやくたどり着いた店はちょっと繁華街から離れた場所。 ドアの外からは大きな音が漏れている。 扉を開けると、派手な衣装を着たウクライナ女性がいた。 日本の場末のキャバクラのようなふいんきだった。 数組の男達が飲んでいた。カウンターで飲んでいる男もいた。 「とりあえず大丈夫そうだ・・・・・」 あの時はそう思った。
男は女を指名しろと誘ってくる。 目の前に座っていたウクライナ人を指名した。 男も隣のウクライナ人を指名した。 会話はほとんど英語だった。 シャンパンを飲みだす女、ビールを飲む男、コーラを飲む俺。 「なぜコーラだって?」 「俺はスポーツマンだから酒は飲まないのさ!」 そういって、右手の拳をみせた。 バイク事故で右手がちょっと変形しているのだが、それを、 「空手で30cmの氷を割った時に、骨折したんだ。」 と、嘘をついた。空手の型まで披露した。 女達が俺の胸を触る。 「ストロング!」女達が盛り立てる。 「オフコース、ベリーストロング!」俺も調子に乗る。 (この冗談が後で役に立つとは・・・・・)
40分位居ただろうか、俺の泊まっているホテルへ行こうという事になった。 (この親父もついて来るのかな・・・ まぁ~初めての4Pもいいか・・・・・) 馬鹿な考えが頭をよぎる・・・・・ 女達が飲んだシャンパンは6本、男が飲んだビールは2本、俺はコーラだけ。 薄暗い店でチェックを頼むと、女達は席を離れていった。 出された金額は、 8600000000トルコリラ! いち、じゅう、ひゃく・・・・ 「あっ~・・・86億トルコリラ!!!」(約70万円) 俺の隣には、初めて俺よりでかい図体をしたトルコ人が座っていた。 (手強いのはこいつだけのようだな・・・・・) 日本でも体験した事のないボッタクリバー。 さて、どう切り抜けるか・・・・・ あの時の俺はいたって冷静で、ビビル事もなく、臆する事もなく、かなり堂々としていた。 とりあえず財布を取り出し、中のお札を全て取り出す。 スーツの前ポケットも全てさらし、お金を隠していない事をアピール。 (後ろポケットは見せなかったが・・・・・) スーツの胸ポケットに入れていたお札も取り出した。全部で1億3千万トルコリラ。 とても86億には届かない。届くわけないし、あるわけない。 財布の中にJCBのカードが入っていたのだが、それをみても何もいわれなかった。 ANA、JALのマイレージカードについて聞かれたが、答えても何の返答もなし。 友達に電話するといって、小柄なトルコ人の携帯を取り上げ、電話を架けるふりをする。 友達なんか居るわけがないが、何度も押しては繋がらないと、ジェスチャーをする。 「ポリス!」といって、警察に電話を架けるふりをする。警察の電話番号さえわからないが、これも架けるまねだけ。 向こうも全然脅してこないし、俺も金がないから払えないとあきらめ顔。 すると、隣の大柄な男が、 「OK、バイバイ。」 そういって、2000万トルコリラを俺に渡す。 もう帰れという事らしい。 店のグルの小柄なトルコ人親父を見る。 ドアを指差し、帰ったほうがいいと合図する。 納得はいかなかったが、店を出る事にする。 俺の席にいた女達の前を通り過ぎる時に、殴りそうな勢いで握手をした。 女達はビビッていた。殴りたい気分だったが・・・・・
こうして何の問題もなく、ボッタクリバーを後にした。 はらわた煮えくり返りそうだったが、考えてみれば1億1千万トルコリラしか払っていない。 (約8800円) 楽しんだ時間、飲んだシャンパンの事を考えれば、激安だったかもしれない。
懲りずにボッタクリバー近くの普通のオープンレストランで腹ごしらえ。 普通の店だが、東欧系の女性も食事をしている。 「いかん、ボッタクリに遭ったばっかりなのに、また煩悩が・・・・・」
ホテルまでは歩いて帰る。深夜2時頃だったかな。 イェニカプを離れると、通りは人通りもなくなる。 俺が歩くと、前を歩いている人が振り返り、足早になって遠ざかる。 「何度目だよ・・・・・」
ボッタクリバーで格安料金! 被害者だったのか、得したのかわからない。 ポケットに隠したお金、空手の嘘、怯まぬ態度、 全てがラッキーだった。 そして、 ボッタクリバーじゃなかったら、あのウクライナ人はよかったなぁ・・・・・ 懲りない馬鹿な男である・・・・・
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10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理
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