さらばエジプト! |
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| 深夜1時、タクシーはカイロ空港第2ターミナルへ到着。 帰国の途につくもの、さらなる旅へ行くもの、見送るもの、見送られるもの、 様々な人間模様がそこにはある。
手元に残った小額のエジプトポンド。 使えないと知りつつ、空港内のお店で買い物をしたが、やはり使えなかった。 シャイを飲もうとしてもやはり駄目。 記念として持ち帰るか、空港によくある募金箱に入れるかどっちかしかない。
03時45分発トルコ航空TK1143便 満員の座席だが、やはり日本人は俺しかいなかった。 来る時も帰る時も日本人は俺一人。 日本への直行便ではないから、いなくて当たり前か・・・
定刻どおりに飛行機は離陸 1ヵ月滞在したエジプトの夜景が小さくなっていく。 寂しいとか、もう一度エジプトへ来たいという気持はなかった。 もう充分だと思っていた あの時は・・・・・・
エジプトの夜景が消えていく さらばエジプト
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9月26日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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ハイウェイ、カイロ空港へ |
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| ハイウェイかどうかわからないが、高架の道路をしばらく走りカイロ市内を抜けると、車の数はめっきり少なくなる。 夜のオレンジ色に光るライトは、孤独な旅をする旅行者を感傷的な気持にさせる。 タクシーのガラス越しに思うのは 今までの旅の思い出か 次の旅への想いか 過去の自分か・・・・・
全てを思っていたような気がする・・・・・
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真夜中のタフリール広場 |
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| カイロ空港へと向かう途中のタフリール広場 広場といっても広場ではない カイロ市内は真夜中でもクラクションが鳴り止まずとても賑やか さらば喧騒のエジプト・・・・・
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9月26日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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ペンションサクラのエザットさん |
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| 誠実な若者のタクシーに乗って、シタデルからさくらホテルへと戻ってきた。 午後10時位だっただろうか、エジプトにいられる時間も後数時間となる。 ここのホテルのオーナーエザットさんにシャイをご馳走になる。 「ここで何杯のシャイを飲んだろう・・・・・」
シーシャという水タバコを吸うのがエザットさんの日課だ。 俺はタバコを吸わないが、シーシャは一度だけ町で吸った事がある。イスラムのおじいさんにご馳走になったのだ。ブクブクと音を立てながらシーシャを吸う。 決して美味いものではないが、趣があってよろしいかなと・・・・・ ホテルのロビーではNHKのBSテレビを見る事が出来る。 日本語入力が出来るインターネットもある。とても役に立った。 そんなサクラホテルとも、今日がお別れだ。 そしてエザットさんともお別れだ。
エジプトで日本語が堪能なエジプト人はスケベが多いが、エザットさんはまじめなオーナーである。女性でも安心して泊まる事の出来るホテル、ペンションである。長期滞在者は語学の勉強をしている人が多く、男性も女性もとてもいい人達だった。 きっとエザットさんの人のよさが、そういう彼らを引き寄せるのだろう。 あえて欠点をいわせてもらえれば、シャワー兼トイレのドアの鍵だろうか、とても硬く、閉まらないときもある。閉めたはいいが開かない時もあった。 それと、トイレに紙は流せない。備え付けのゴミ箱へ捨てる事かな。女性には抵抗があるかな・・・・・ ウォシュレットだから、汚れたティッシュは見た事がないので清潔、安心して欲しい。
全ての準備を終え、いよいよサクラホテルを出発する時間に。 エザットさん、エザットさんの弟さん、そして長期滞在者や短期滞在者と握手を交わす。 エザットさんとは頬と頬を合わせるエジプト式のサヨナラをする。 きっと最後のエジプト式サヨナラである。 感情がこもっていて、このサヨナラは日本でも実践したいと思ったが、日本でやったらホモと間違われそうだ、できそうもない・・・・・
お迎えのタクシーが来た。サクラホテル専属のタクシーである。空港まで45LE。 みんなに見送られ、ホテルを出る。 アンティークなエレベーターに荷物を載せ、下まで降ろす。
さらばエザットさん! 楽しい思い出をありがとう!
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エジプト最後のいい人 |
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| スーフィーダンスが終わり、シタデルの演舞場から門まで歩く。 城塞やモスクがライトアップされていて、綺麗だった。 門の前では観光客を待つタクシーが並んでいた。 「タクシー?タクシー?」 盛んに声を掛けてくる。 正直ホテル前や、観光地前で待機しているタクシーには乗りたくない。 ボッタクリ価格が当たり前になっているからだ。 大きな通りまででて、流しのタクシーを捕まえようと思ったが、こちらの値段でOKというドライバーがいたので、そのタクシーに乗り込んだ。 「へぇ~、最後にいいタクシーに巡り合ったなぁ~・・・」 俺の目的地まで約5キロくらいだろうか、5LEでいいというのだ。 ところがどっこい、その思いは3分後にはひっくり返される事になる。 車内で60LEを要求してきたのだ! 「ふざけんじゃねーぞ!」日本語で怒鳴り、座席を蹴り上げる。 動いているタクシーのドアを開け、交差点で飛び降りた。 動いているバスに乗ったり降りたりすることは、エジプトでは当たり前だが、動いているタクシーから飛び降りるのは俺くらいだろう。当然お金も払わなかったが、ドライバーもまだ観光客が残っているであろうシタデルへ向けて、急いで走り去ってしまった。 やはり観光客相手のタクシーは信用ならん!
流しのタクシーを捕まえる事にした。 経験から、若者のタクシーを捕まえる事にした。 中には10代くらいの若い運転手もいるのだ。 そしてあまりボッタくってこないのだ。こちらの機嫌を伺う事が多い。 一番最初に声を掛けたタクシーは、 「サードザグルールまでいくら?」と聞くと、 「3LE」と答えた。 「えっ、エジプシャンプライスじゃん!」 早速その若者のタクシーに乗る事にした。 エジプト人らしからぬ色の白さだった。俺の方が黒い。ヨーローパ人らしき風貌のイケメン運転手だった。 途中で2組ほど相乗りをしたが、そのうちの1組が桃を持っていた。 「ホーッホ」(桃)とエジプト語でいうと、その桃を1個俺にくれた。 「シュックラン」(ありがとう)といい、その後ずっと会話帳を見ながら会話をした。 運転手が誠実な人だということ、かっこいいという事、今までタクシーではボッタクリばっかりだった事を話した。
そうこうしているうちに、タクシーはさくらホテル前へ。 エジプトでは一度両替した紙幣を再度日本円にする事は難しい。後数時間後にはエジプトを旅立つ俺。持っていてもしょうがない高額紙幣を運転手に渡す。 残った親子の分も払うよと告げ、 「君は唯一の正直なタクシーの運転手だったから、バクシーシだよ。」 そういって50LE札を渡す。細かいお金を持っていなかったのも事実だが、エジプト紙幣を持っていても空港で両替も買い物も出来ないのだ。 最後にエジプト人タクシーにも良心がある事をしって、心和んだのだ。 気持ちよくお金を渡した。若い彼は俺が乗る時3LEと言っておきながら、50LE渡したからびっくりしていた。
最初のタクシーで飛び降りたままだったら、絶対モヤモヤした気分でエジプト出国だったが、このタクシーに乗ったおかげで、今までのタクシーによる苦労が全て吹き飛んだ気持だった。 どうせ使わないし使えないお金なら・・・・・ 彼がこれからも観光客に正直である事を願う
ホテルへ戻り、エジプト出国の準備をする・・・・・
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9月25日(土) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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3人のスーフィーダンサー |
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| 単独のスーフィーダンスが終ると、楽器の演奏が続く。 そして今度は3人のスーフィーダンサーが登場だ。 そしてやはり彼らも回り続ける。 45分くらい回り続けている。 両サイドのダンサーは若い人に見受けられたが、技術はまだまだ甘い。 ところどころミスをしていた。 やはりおじさんじゃないと極められないかな・・・・・
彼らの演舞も終わり再び拍手大喝采となる。 シンバルおじさんも大きな拍手を受ける。
シタデルでのスーフィーダンス これだけの素晴らしい演舞なのに、なんと無料なのである。 エジプト最後の日に、この素晴らしい演舞をみてよかった。
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9月24日(金) | トラックバック(43) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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スーフィーダンス |
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| いよいよメインのスーフィーダンスが始まる。 スーフィーダンサーはちょっとおじさんだったが、伝統芸能ぽくってよい。
まずは軽く回り始める ゆっくりとゆっくりと・・・・・ 回転は速度を増し 衣装も輪を広げ回り始める 回る回る回る回る回る回る回る回る~! シンクロのNHKアナウンサーも真っ青の、 45分間連続回転だ!
トランス状態ともいわれているが とにかく凄い! とにかく回る! 休む事無く45分間回り続けているのだ!
最後はピタッととまり、観客に礼をする。 もちろん拍手大喝采である。
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9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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ひょうきん者 シンバルおじさん! |
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| シタデルのショーが始まった。 音楽隊が勢揃いし、自己紹介風にステージ前にでてパフォーマンスを演じる。 最も人気が高かったのが、この金属製のカスタネットのようなシンバルのような、何という楽器かわからないが、この写真のおじさんだった。
おじさんのポーズをとりながら、あるいは回転しながら楽器を鳴らすタイミングとその音色は、観客を魅了する。 そしてなんともいえない笑顔の表情がたまらない! どんなに落ち込んでいても、この笑顔と楽器の音色を見たら聞いたら、絶対笑顔になる!
おじさんに弟子入りして、悩める子羊達を元気にさせたいと、そう思ったほどだ。
あの癒しの金属音 あの楽器は何というのだろう・・・・・?
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9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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スーフィーダンス会場 |
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| ここがこれから始まるスーフィーダンスの会場。 日本人は俺一人だけだったようだが、 演舞が始まると、若い日本人グループの姿が見えた。 「日本語を話していたから、間違いない!」 一番前の席も空いていたのだが、一人だったので後ろの隅のほうの席に座った。 「ちょっと失敗した・・・・・」 一番前で見るべきだった・・・・・ ナイルクルーズ船で見たスーフィーダンス以上に感動したからだ。
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9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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シタデルの中庭 |
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| スーフィーダンスを待っている観光客。 門が開くと一斉に会場に向かい歩き出す。 モスクがやや遠くに見える。 エジプトで見る最後の太陽 最後の雲か・・・・・
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9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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