流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



2005年3月31日を表示

エジプト路線バス「ぶらり途中下車の旅」

マーリーマルギス駅から
どのくらい歩いたろう・・・

まるっきりわからない場所を歩いていた

よく目に付いたのは、
壊れた自動車部品を直している姿
トンカチで板金をしていたり、
とにかくそんな姿を多く見た。
彼らは働いているのだろうか・・・・・

荷台に山盛りの野菜や果物
ふくよかなエジプト人女性が買い物をしている。
しかし、
エジプト人女性はほとんど太っている。
若い子は痩せているが、
なぜ歳をとった女性はみんな大きいのだろう・・・
やはり外で働かないし、
毎日めちゃ甘いシャイを飲んでいるからかな・・・
エジプト食で「ヘルシー」という感覚はなさそうだ。
脂っこい肉料理と激甘シャイ
やはり痩せそうもない・・・・・

車部品を修理する若者
水タバコを吸いながら、
バックギャモンを楽しむ老人達
買い物女をするふくよかな女性
それしかないような街の風景だったが、
エジプト人の生活が感じられてよかった。

少しい大きい通りには
例の路線バスが走っている
「また乗ってみよう!」
行先もわからないが、
減速したバスに飛び乗った・・・・・

50PT(ピアストル)を渡すと、
25PT(約5円)のおつりをもらった。
車掌はいない、
運転手だけだった。
バスは空いていたので、
真ん中あたりに座った。
しばらく走ると、
後ろの扉から乗り込んできた客がいた。
肩を叩かれお金を渡される。
どうやら運転手に渡すお金のようだった。
俺も前の客の肩を叩きお金を渡した。
お金が運転手まで渡ると、
今度はおつりが前の客から渡ってきた。
俺も前の客からおつりを受け取り、
後ろの客にお釣りを渡した。
こうして最後尾の乗客は、
運転手に運賃を渡したのだった。

バスに乗ると、
物売りも乗ってくる。
勝手に座席の上に品物を置いていき、
品物が欲しい人はお金を払う。
もちろん欲しくない人は、
品物を売人に返せばいい。
品物を買ってる人はほとんどいなかった。

行先不明の路線バス
乗客はどんどんいなくなり、
とうとう終点まで来てしまった。
車庫っぽいところで、
人の気配、
生活の臭いの感じられない場所だった。
「とんでもないところで降りてしまったな・・・」
ピラミッド行きに続いて、
またしても路線バスにしてやられてしまった!

しばらく歩くも、
店も何もなく、
大きな道路と車だけ。
来た路線バスで引き返そうとも思ったが、
同じ運転手だったから、
次のバスを待つことにした。
30分くらい待っただろうか、
乗り込んだバスは、
やはり行先不明のバスだった。

結局20分位乗って、
わけのわからない場所で降りて、
少し歩いて、
子供に声掛けられて、
会話して、
結局タクシーに乗ってホテルへ帰った。

ホテルを出て考古学博物館へ、
地下鉄に乗り、バスに乗り、
ぶらり途中下車の旅
観光地巡りもいいが、
エジプト庶民の、
生活を見るのもいいものだ。



3月31日(木) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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