流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



2005年3月11日を表示

南部エジプトツアーへ

エジプトへ来てからカイロ滞在が続いていたが、1週間目にしていよいよ脱出だ。
ピラミッドと砂漠と馬というシチュエーションに、強烈に魅かれてしまったが、いつまでもここにとどまるわけにはいかない。
エジプトは広大だ。日本の約3倍の面積がある。全てを周るには時間が足りなくなってしまう。
CIAO HOTELのシャウカットさんの計らいにより、午後10時のカイロ発の列車に乗るまでの間、ホテルを使ってもいいというので、お言葉に甘えて、滞在ホテルチェックアウト後、午後10時までCIAO HOTELにチェックインさせてもらった。もちろん無料である。

12時ギリギリにチェックアウトをし、地下鉄ドッキ駅よりラムセス駅まで5駅。重たい大きなスーツケース一つだけだが、地下鉄にエスカレーターはない(ある駅もあるが・・・)。地下鉄駅より国鉄駅までの距離が長く感じる。国鉄カイロ駅を通り抜け、CIAO HOTELに到着。手ぶらなら楽な道のりだが、さすがにスーツケース持参ではつらかった。

フロントにシャウカットさんの姿はいなかったが、この日は午後9時半に出勤するとの事だった。事情はシャウカットから聞いているらしく、部屋に案内してもらった。シャワーを浴びて、街へ繰り出し、エジプトの国民食「コシャリ」を食べる。ごはん、パスタ、豆の混ぜ合わせたもので、味はほとんどついていないのだが、ここはエジプト。エジプト人に習い、一日一回はコシャリを食べるようにした。始めは美味いとも思わなかったが、習慣づくと、コシャリが無性に食べたくなってくる。決して美味いものではないのだが、不思議なものだ・・・・・

コシャリ屋にはコシャリしか置いていないので、適当な店でおかずを探して食べる。よく食べたのはケバブとチキンの丸焼き。至る所に店があるし、安くてボリュームがあるからだ。いつもジュースと一緒に食べていたから、太ってしまったかもしれない。
エジプト食で、ヘルシーという感覚は無いに等しい。どれも油たっぷりだし、激甘のシャイとジュース。俺の普段の生活と変わらないから、お腹を壊さなかったのかな。

腹ごしらえを済ませ、ジューススタンドで、フレッシュオレンジジュースを絞って飲む。1.5LE(27円)
このオレンジジュースを飲む事は俺の日課となっていた。

ホテルに戻り、もう一度シャワーを浴び、地球の歩き方を読みながら、いつしか寝てしまった。それでも6時前には起きたので、ホテル最上階のレストランで軽く腹ごしらえをし、出発の準備を整えフロントに降りて行った。
ミスターシャウカットが笑顔で迎えてくれた。
もう一度ツアー内容を確認し、ベルボーイ(お年寄りだが・・・)が、駅まで荷物を運んでくれた。
バクシーシは要求されなかったが、当然のチップとして数エジプトポンドを渡した。

一等列車に乗り込むと、日本人が3人ほどいた。久しぶりに見た日本人だった。座席は進行方向右側が1列、左側が2列。俺は1列シートだったので、ゆったりと、長旅を満喫できそうだった。片道約10時間(実際は12時間近くかかった)

埃だらけで綺麗とはいえない列車が、ゆっくりと動き出した。
いよいよカイロを離れ、ナイル上流域、アスワンへ出発だ!



3月11日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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