流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



2005年4月6日を表示

砂漠を駆ける馬!

念願のピラミッド登頂を終え、
再び馬に乗ったはいいものの、
喉の痛みは全く取れず。
灼熱の太陽の下、
水分補給をせず、
カラカラに乾いた砂漠の風、
細かい砂混じりの風が、
喉の奥までまとわりつく。
無謀なピラミッド登頂だった。
この喉の痛みは二日間続いた。

ピラミッド登頂の興奮と、
どうしようもない喉の痛み。
かすれた声で、
エジプト人ガイドと会話をする。

「馬は何回目?」
「日本で1回、
昨日ここで乗ったから、3回目だ」
「そうか、じゃ~走ろうか?」
「マジ?(リアリ~?)、OKプリーズ!」

ガイドが俺の乗った馬の手綱をしごき、
ガイドの馬ともどもかなり駆け足となった。
「何て気持いいんだぁ~・・・」
はっきりいってお尻は痛かったし、
喉の痛みは増したが、
ほんとに気持がよかった。
乾いた砂漠で力のいる馬場だったが、
(おっと、競馬場かい・・・)
ピラミッドがどんどん遠ざかり、
砂漠の中にポツンと2頭だけになった。
基本的な乗馬はしたことがないので、
鞍ズレでお尻が痛かった・・・・・

昨日も見かけた砂漠の中の、
ロバに乗ったジュース売り。
昨日はキッパリいらないと断ったが、
今日はオレンジジュースを頼んだ。
ロバに掛けたずた袋から、
汚れたジュース瓶を取り出し、
栓抜きでふたを空けてもらう。
瓶の口の周りは泥だらけ。
汚れた手で、
濡れたジュースのふたを空けるから、
はっきりいってかなり汚い。
俺の手もきれいじゃないが、
泥を拭いジュースを飲む。

砂漠のど真ん中で、
ロバに乗ったジュース売りから、
ジュースを買い、
馬に乗ったままジュースを飲む。
ガイドとジュース売りの分もお金を出したから、
3人+3頭で砂漠で乾杯!

ジュースを飲み終えると、
再びピラミッドを目指し、
そこでガイドと別れた。

ピラミッド登頂を目指して、
日本を出発したのだが、
まさかこんなに早く、あっけなく、
ピラミッドに登ってしまうとは・・・・・
(この分だとナイル川遊泳と、
砂漠で野宿も出来そうだ・・・・・)

ピラミッドからの帰りは、
路線バスを使わずタクシーで帰った。
来る時に大失敗をしたし、
あまりの喉の痛さに楽をしたかったから。
乗ったタクシーはやはりオンボロで、
帰る途中でパンクした。

ホテルに着くと何度もうがいをし、
バスタブに水を張って湿度を少しでもあげ、
ゆっくり落ち着こうと思ったが、
やはり昨日同様、
ピラミッドに登った興奮で寝付けなかった。
明日は休息が必要だな・・・・・



4月6日(水) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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