砂漠を駆ける馬! |
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| 念願のピラミッド登頂を終え、 再び馬に乗ったはいいものの、 喉の痛みは全く取れず。 灼熱の太陽の下、 水分補給をせず、 カラカラに乾いた砂漠の風、 細かい砂混じりの風が、 喉の奥までまとわりつく。 無謀なピラミッド登頂だった。 この喉の痛みは二日間続いた。 ピラミッド登頂の興奮と、 どうしようもない喉の痛み。 かすれた声で、 エジプト人ガイドと会話をする。 「馬は何回目?」 「日本で1回、 昨日ここで乗ったから、3回目だ」 「そうか、じゃ~走ろうか?」 「マジ?(リアリ~?)、OKプリーズ!」 ガイドが俺の乗った馬の手綱をしごき、 ガイドの馬ともどもかなり駆け足となった。 「何て気持いいんだぁ~・・・」 はっきりいってお尻は痛かったし、 喉の痛みは増したが、 ほんとに気持がよかった。 乾いた砂漠で力のいる馬場だったが、 (おっと、競馬場かい・・・) ピラミッドがどんどん遠ざかり、 砂漠の中にポツンと2頭だけになった。 基本的な乗馬はしたことがないので、 鞍ズレでお尻が痛かった・・・・・ 昨日も見かけた砂漠の中の、 ロバに乗ったジュース売り。 昨日はキッパリいらないと断ったが、 今日はオレンジジュースを頼んだ。 ロバに掛けたずた袋から、 汚れたジュース瓶を取り出し、 栓抜きでふたを空けてもらう。 瓶の口の周りは泥だらけ。 汚れた手で、 濡れたジュースのふたを空けるから、 はっきりいってかなり汚い。 俺の手もきれいじゃないが、 泥を拭いジュースを飲む。 砂漠のど真ん中で、 ロバに乗ったジュース売りから、 ジュースを買い、 馬に乗ったままジュースを飲む。 ガイドとジュース売りの分もお金を出したから、 3人+3頭で砂漠で乾杯! ジュースを飲み終えると、 再びピラミッドを目指し、 そこでガイドと別れた。 ピラミッド登頂を目指して、 日本を出発したのだが、 まさかこんなに早く、あっけなく、 ピラミッドに登ってしまうとは・・・・・ (この分だとナイル川遊泳と、 砂漠で野宿も出来そうだ・・・・・) ピラミッドからの帰りは、 路線バスを使わずタクシーで帰った。 来る時に大失敗をしたし、 あまりの喉の痛さに楽をしたかったから。 乗ったタクシーはやはりオンボロで、 帰る途中でパンクした。 ホテルに着くと何度もうがいをし、 バスタブに水を張って湿度を少しでもあげ、 ゆっくり落ち着こうと思ったが、 やはり昨日同様、 ピラミッドに登った興奮で寝付けなかった。 明日は休息が必要だな・・・・・
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4月6日(水) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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