流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



2005年4月17日を表示

クフ王のピラミッド

観光客が歩く横を、
ラクダで通り過ぎる。
外国人観光客が見上げる、
ラクダからその様子を見下ろす。

クフ
カフラー
メンカウラー
ギザの3大ピラミッドは、
やはり世界最大のクフ王がメインだ。

本来の高さは146mだが、
頂上の部分は現在大英博物館にある為、
現在は137m
イギリスに対して返還交渉中だそうだ。
(とっとと返せよ!)
ピラミッドの内部にも入れるのだが、
1日300人限定。
(午前、午後150人づつ)
午前中は団体ツアーで、
あっという間に売り切れるので、
暑いけど午後なら余裕で買える。
暑いから団体ツアーは来ないのだが・・・
100LEの入場料
エジプト人公務員月収は400LE。
外国人観光客価格なので、
エジプト人価格はもっと安い。

ラクダに乗りながら眺めるピラミッド
「凄い、ほんとに凄い!」
そんな言葉しか出てこなかった。

ラクダ使いに鞭を打たれ、
いやいやながら膝を折り曲げ、
ラクダは両足を折畳み地面に座った。
ちょっと可哀想だった。
ラクダが膝を折り曲げる瞬間、
前のめりになり落ちそうになった・・・
ラクダを降りて、
ピラミッドに近づいた。
世界最大のクフ王のピラミッド。
そして初めてピラミッドに触った。

その時「ピクンッ」と、
体中に電気が走り、
ピラミッド建造にまつわる物語が、
走馬灯のように駆け巡らなかった・・・

こんなにピラミッドに魅せられるのは、
「きっと俺の血の中には、
ピラミッドにまつわる血が流れているに違いない!
ピラミッドを訪れた時に、その血は目覚めるだろう!」
などと、思っていたのだが・・・・・
普通の人間だった。

ピラミッドは近くで見ると、
一つ一つの石が崩れかけていて、
決して真四角ではない。
遠くから見たときの美しい全体像と、
間近で見た石の風化具合。
「なるほど、登頂は危険だなぁ~・・・」
そう思った。
実はピラミッド登頂を企てていたのだ。
劣化と保護と転落防止
以上の事から、
ピラミッドは登頂禁止になっていた。
納得のいく結果を目の前で見たのだが、
やはり、
登りたいという衝動は抑えられなかった。
この日は偵察という事で、
いつか必ず登ろうと心に決めたのだった。



4月17日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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