流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



2005年4月10日を表示

ピラミッド登頂へ

路線バス終点で降りた時は、どうなる事やらと思ったが、無事(?)馬に乗り、ピラミッドへ向かった。

臭くて小汚い路地、当然人も住んでいる。
馬やロバもたくさんいるから、かなり悪臭がする。無数の蝿たち。そんな場所で馬にまたがり、
砂漠のピラミッドへ。

砂漠へ出ると、
やや遠く離れた場所に、
ピラミッドが見える。
歩いていけない距離ではないが、
やはり馬に乗って正解だったろう。
距離的問題もあったが、
それより何より、
この馬使いのガイドが、
かなり俺の融通を聞いてくれたからだ。

昨日のガイドよりもかなり親切で、
いろいろ聞いたり聞かれたりした。
会話の90%は英語だった。
9%はエジプト語で、
残り1%が日本語。
「山本山~、海苔海苔~!」
一体誰が教えたんだ?

英会話能力は殆どないのだが、
不思議と言葉は通じた。
単語を並べたいい加減な英会話だったが、
何とか通じるものだった。
「バイザウェイ、パハップス」
なんて言葉は、初めて発した。
よく覚えていたものだ・・・・・

ガイドと並んで砂漠を乗馬
会話を楽しみながら、乗馬を楽しむ。
灼熱の太陽の下だが、
のんびり優雅な時間でもあった。

そして俺はガイドに切り出した。
「ピラミッドに登りたい!」
駄目もとで言ったのだが、
「OK! ノープロブレム!」
何とOKとの事だった。
知っているポリスがいるから、
彼に頼めば大丈夫だとの事。
ピラミッドは転落死者が多数出ており、
ピラミッド自体の風化、崩落防止の為、
登頂禁止となっているのだが、
まさかのOK。

日本にいるときに調べたのだが、
警官にチップを渡し、
深夜の登頂をしたとの情報はあったが、
(グラハムハンコックも登っている)
まさか真昼間に登頂できるとは、
思ってもみなかったのである。
観光客が多く、警備の厳しいクフ王や、
頂上部分が化粧岩で覆われツルツルの、
高さ世界一のカフラー王のピラミッドは、
さすがに昼間は無理だが、
3大ピラミッドの残る一つ、
「メンカウラー王なら大丈夫!」との事だった。

高さは65mしかないが、
それでも65mもある。
石段の大きさも腰から胸くらいの高さがある。
他の観光客にばれないように、
また、他のポリスにばれないように、
ピラミッド内部へ入れる、
玄室入口の反対側の面から登る事になった。
しかも頂上までは警官の案内付きで。



4月10日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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