流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



EGYPT

真夜中のタフリール広場

カイロ空港へと向かう途中のタフリール広場
広場といっても広場ではない
カイロ市内は真夜中でもクラクションが鳴り止まずとても賑やか
さらば喧騒のエジプト・・・・・



9月26日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

ペンションサクラのエザットさん

誠実な若者のタクシーに乗って、シタデルからさくらホテルへと戻ってきた。
午後10時位だっただろうか、エジプトにいられる時間も後数時間となる。
ここのホテルのオーナーエザットさんにシャイをご馳走になる。
「ここで何杯のシャイを飲んだろう・・・・・」

シーシャという水タバコを吸うのがエザットさんの日課だ。
俺はタバコを吸わないが、シーシャは一度だけ町で吸った事がある。イスラムのおじいさんにご馳走になったのだ。ブクブクと音を立てながらシーシャを吸う。
決して美味いものではないが、趣があってよろしいかなと・・・・・
ホテルのロビーではNHKのBSテレビを見る事が出来る。
日本語入力が出来るインターネットもある。とても役に立った。
そんなサクラホテルとも、今日がお別れだ。
そしてエザットさんともお別れだ。

エジプトで日本語が堪能なエジプト人はスケベが多いが、エザットさんはまじめなオーナーである。女性でも安心して泊まる事の出来るホテル、ペンションである。長期滞在者は語学の勉強をしている人が多く、男性も女性もとてもいい人達だった。
きっとエザットさんの人のよさが、そういう彼らを引き寄せるのだろう。
あえて欠点をいわせてもらえれば、シャワー兼トイレのドアの鍵だろうか、とても硬く、閉まらないときもある。閉めたはいいが開かない時もあった。
それと、トイレに紙は流せない。備え付けのゴミ箱へ捨てる事かな。女性には抵抗があるかな・・・・・
ウォシュレットだから、汚れたティッシュは見た事がないので清潔、安心して欲しい。

全ての準備を終え、いよいよサクラホテルを出発する時間に。
エザットさん、エザットさんの弟さん、そして長期滞在者や短期滞在者と握手を交わす。
エザットさんとは頬と頬を合わせるエジプト式のサヨナラをする。
きっと最後のエジプト式サヨナラである。
感情がこもっていて、このサヨナラは日本でも実践したいと思ったが、日本でやったらホモと間違われそうだ、できそうもない・・・・・

お迎えのタクシーが来た。サクラホテル専属のタクシーである。空港まで45LE。
みんなに見送られ、ホテルを出る。
アンティークなエレベーターに荷物を載せ、下まで降ろす。

さらばエザットさん!
楽しい思い出をありがとう!



9月26日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

エジプト最後のいい人

スーフィーダンスが終わり、シタデルの演舞場から門まで歩く。
城塞やモスクがライトアップされていて、綺麗だった。
門の前では観光客を待つタクシーが並んでいた。
「タクシー?タクシー?」
盛んに声を掛けてくる。
正直ホテル前や、観光地前で待機しているタクシーには乗りたくない。
ボッタクリ価格が当たり前になっているからだ。
大きな通りまででて、流しのタクシーを捕まえようと思ったが、こちらの値段でOKというドライバーがいたので、そのタクシーに乗り込んだ。
「へぇ~、最後にいいタクシーに巡り合ったなぁ~・・・」
俺の目的地まで約5キロくらいだろうか、5LEでいいというのだ。
ところがどっこい、その思いは3分後にはひっくり返される事になる。
車内で60LEを要求してきたのだ!
「ふざけんじゃねーぞ!」日本語で怒鳴り、座席を蹴り上げる。
動いているタクシーのドアを開け、交差点で飛び降りた。
動いているバスに乗ったり降りたりすることは、エジプトでは当たり前だが、動いているタクシーから飛び降りるのは俺くらいだろう。当然お金も払わなかったが、ドライバーもまだ観光客が残っているであろうシタデルへ向けて、急いで走り去ってしまった。
やはり観光客相手のタクシーは信用ならん!

流しのタクシーを捕まえる事にした。
経験から、若者のタクシーを捕まえる事にした。
中には10代くらいの若い運転手もいるのだ。
そしてあまりボッタくってこないのだ。こちらの機嫌を伺う事が多い。
一番最初に声を掛けたタクシーは、
「サードザグルールまでいくら?」と聞くと、
「3LE」と答えた。
「えっ、エジプシャンプライスじゃん!」
早速その若者のタクシーに乗る事にした。
エジプト人らしからぬ色の白さだった。俺の方が黒い。ヨーローパ人らしき風貌のイケメン運転手だった。
途中で2組ほど相乗りをしたが、そのうちの1組が桃を持っていた。
「ホーッホ」(桃)とエジプト語でいうと、その桃を1個俺にくれた。
「シュックラン」(ありがとう)といい、その後ずっと会話帳を見ながら会話をした。
運転手が誠実な人だということ、かっこいいという事、今までタクシーではボッタクリばっかりだった事を話した。

そうこうしているうちに、タクシーはさくらホテル前へ。
エジプトでは一度両替した紙幣を再度日本円にする事は難しい。後数時間後にはエジプトを旅立つ俺。持っていてもしょうがない高額紙幣を運転手に渡す。
残った親子の分も払うよと告げ、
「君は唯一の正直なタクシーの運転手だったから、バクシーシだよ。」
そういって50LE札を渡す。細かいお金を持っていなかったのも事実だが、エジプト紙幣を持っていても空港で両替も買い物も出来ないのだ。
最後にエジプト人タクシーにも良心がある事をしって、心和んだのだ。
気持ちよくお金を渡した。若い彼は俺が乗る時3LEと言っておきながら、50LE渡したからびっくりしていた。

最初のタクシーで飛び降りたままだったら、絶対モヤモヤした気分でエジプト出国だったが、このタクシーに乗ったおかげで、今までのタクシーによる苦労が全て吹き飛んだ気持だった。
どうせ使わないし使えないお金なら・・・・・
彼がこれからも観光客に正直である事を願う

ホテルへ戻り、エジプト出国の準備をする・・・・・



9月25日(土) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

3人のスーフィーダンサー

単独のスーフィーダンスが終ると、楽器の演奏が続く。
そして今度は3人のスーフィーダンサーが登場だ。
そしてやはり彼らも回り続ける。
45分くらい回り続けている。
両サイドのダンサーは若い人に見受けられたが、技術はまだまだ甘い。
ところどころミスをしていた。
やはりおじさんじゃないと極められないかな・・・・・

彼らの演舞も終わり再び拍手大喝采となる。
シンバルおじさんも大きな拍手を受ける。

シタデルでのスーフィーダンス
これだけの素晴らしい演舞なのに、なんと無料なのである。
エジプト最後の日に、この素晴らしい演舞をみてよかった。



9月24日(金) | トラックバック(43) | コメント(0) | EGYPT | 管理

スーフィーダンス

いよいよメインのスーフィーダンスが始まる。
スーフィーダンサーはちょっとおじさんだったが、伝統芸能ぽくってよい。

まずは軽く回り始める
ゆっくりとゆっくりと・・・・・
回転は速度を増し
衣装も輪を広げ回り始める
回る回る回る回る回る回る回る回る~!
シンクロのNHKアナウンサーも真っ青の、
45分間連続回転だ!

トランス状態ともいわれているが
とにかく凄い!
とにかく回る!
休む事無く45分間回り続けているのだ!

最後はピタッととまり、観客に礼をする。
もちろん拍手大喝采である。



9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

ひょうきん者 シンバルおじさん!

シタデルのショーが始まった。
音楽隊が勢揃いし、自己紹介風にステージ前にでてパフォーマンスを演じる。
最も人気が高かったのが、この金属製のカスタネットのようなシンバルのような、何という楽器かわからないが、この写真のおじさんだった。

おじさんのポーズをとりながら、あるいは回転しながら楽器を鳴らすタイミングとその音色は、観客を魅了する。
そしてなんともいえない笑顔の表情がたまらない!
どんなに落ち込んでいても、この笑顔と楽器の音色を見たら聞いたら、絶対笑顔になる!

おじさんに弟子入りして、悩める子羊達を元気にさせたいと、そう思ったほどだ。

あの癒しの金属音
あの楽器は何というのだろう・・・・・?



9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

スーフィーダンス会場

ここがこれから始まるスーフィーダンスの会場。
日本人は俺一人だけだったようだが、
演舞が始まると、若い日本人グループの姿が見えた。
「日本語を話していたから、間違いない!」
一番前の席も空いていたのだが、一人だったので後ろの隅のほうの席に座った。
「ちょっと失敗した・・・・・」
一番前で見るべきだった・・・・・
ナイルクルーズ船で見たスーフィーダンス以上に感動したからだ。



9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

シタデルの中庭

スーフィーダンスを待っている観光客。
門が開くと一斉に会場に向かい歩き出す。
モスクがやや遠くに見える。
エジプトで見る最後の太陽
最後の雲か・・・・・



9月24日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

エジプト最終日、シタデルのスーフィーダンスへ

日帰りのアレキサンドリアからホテルへ戻り、眠りについたのは午前3時頃だっただろうか、
24時間後にはエジプトからトルコへと旅立つ。
眠りから覚めたら、エジプト最後の日を迎える。

今こうして日記を書いていると、感慨深いものがあるが、あの時の俺の心情としては、早くトルコへ行きたいという気持だったかもしれない。
日記の中ではそれほどの印象はないかもしれないが、観光客慣れしたエジプト人のボッタクリに相当うんざりしていたのだ。
もう少し滞在が短ければ、それほど嫌悪感も生まれなかったかもしれないし、もう少し滞在が長ければ、そんなボッタクリも慣れてしまったかもしれないが、1ヶ月の滞在期間というのは、一番ボッタクリに対して腹立たしく感じる長さなのかもしれない。
ボッタクリをしない人を見るとうれしくもなったりするのだが・・・・・

最終日は運良く水曜日!
水曜日と土曜日はシタデルの中庭でスーフィーダンスが無料で見られるのだ。
シタデルは十字軍を迎え撃つ為の拠点とされた小高い軍事城塞である。
さくらホテルから近いのだが、中庭のある門の入口までは相当遠い。
ホテルオーナーエザットさんにメモを書いてもらい、それをタクシー運転手に見せ、目的地の門まで行く。
歩いていたら絶対辿り着けなかった・・・・・
サマータイム中は20時からショーが始まる。
19時前には席を確保したい。
満員だと見せてもらえないのだ。
席を確保した俺はシャイを注文した。
「7LE」
超~ボッタクリ価格であった・・・・・



9月23日(木) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理

エジプトに降る雪・・・?

途中で立ち寄ったドライブインで、砂漠ロードを走る車を写す。
雪のように見えるのは、細かい砂粒。
車が蹴散らす砂漠の砂粒がフラッシュに反応したもの。
そう、普段こんな砂粒の町をエジプト人達はせいかつしているのだ。
日本人はよく喉を痛めるらしい。
俺も砂漠のピラミッドで、地獄を味わった・・・・・

俺の乗った12名乗車の満員セルビスは時速120~140キロで、砂漠ロードを右に左にジグザグ走行をする。
日本人が犠牲になった自動車事故が3日連続であり、日本でもニュースとなったが、なるほど納得。
長距離大型バスもスピードを出しているし、列車も治安の問題からポリスが乗り込んでいるし、エジプト国内移動はやはり飛行機が安全なようだ。
ただしよく遅れるそうだが・・・・・

2度ほどドライブインにより、いよいよギザのピラミッド群の近くまで来た。
砂漠ロードもネオンがきらびやかにひかる。
マクドナルドやケンタッキーのドライブインもあり、イスラム圏である事を忘れさせる風景となる。

景色は一変し、カイロ市内へ。
カイロ市内は夜でも活気がある。鳴り止まぬクラクション。
午前1時前に、ラムセス駅に到着。
乗客達は途中でほとんど降りており、最後まで乗っていたのは俺だけだった。

駅前を歩いていると、
「タクシー?」と、ドライバーに声を掛けられる。
「ビカーム?」(いくら?)と、聞くと、20LEだとか、15LEだと吹っかけられる。
200キロ以上離れたアレキサンドリアから12LEで来たのに、わずか5キロ前後の距離でこの値段を払うのは頭にくる。
無視して歩き続けた。
何人かのドライバーに声を掛け、やっと5LEでOKだというドライバーをみつけた。
5LE(90円)

ブラックライトの光る車内、若い運転手だった。
小物がダッシュボードに並び、プチ日本のヤンキー状態かな・・・・・

サードザグルールのさくらホテルへと着いた。
5LE札も1LE札もなかったので、10LEを渡した。
値段の問題ではない、心の問題なのだ。
吹っかけてくる運転手には払いたくない。
正直な運転手なら、チップ、バクシーシとして払っても気持がいい。

さくらホテルのチャイムを鳴らすと、中からエザットさんが出迎えてくれた。
シャイをご馳走になり、シャワーを浴びベッドへ。

明日はいよいよエジプト最終日だ・・・・・



9月22日(水) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理


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