流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



トルコの歌舞伎町

イスタンブールのターミナル駅スィルケジは、夜10時を過ぎれば寂しく様変わりするが、トルコの歌舞伎町ことイェニカプ駅は、逆に活気を見せ始める。
治安が悪い為、外国人の一人歩きは避けた方が良いとされているが、この町の活気の元となっているのが、ロシアや東欧からきた女性達である。

ネオン煌びやか、ホテルの地下からあふれ出す大音量の音楽。
通りにはトルコ人には見えぬ、東欧人らしき女性の群れ。
確かにこの町は危険な香りが漂う。

トルコ風呂で垢を落としてリフレッシュした体。
昨日、ここに来ようとは思っていたが、夕方に行ったトルコ風呂の影響もあり、更に行く気満々になっていた。
ケセジに見られたマグナムも暴発しそうな勢いだった(笑)

日焼けした顔に、今日もTシャツにスーツ。
ジャポンらしからぬ風貌で、裏通りを歩くと、小走りになって遠ざかるトルコ人。
昨日もそうだったが、今日もこの町で俺は怪しまれている・・・・・

ネオンの煌く表通りを歩くと、威勢のいい呼び込みが声を掛けてくる。
警察署も近くにあり少し安心をする。
何人かに声を掛けられたが、その奥のガラス張りのレストランにはこちらを見つめるロシア人、東欧人女性の視線。
「いったいどういうシステムなんだろう・・・」
呼び込みを無視し、1時間以上イェニカプの町を歩きまわった。

相変わらず裏通りを歩くと、トルコ人に警戒される。
「そんなに怪しいかな・・・・・」

再び一番賑やかだったレストランの前にやってきた。
女性の視線を最も感じたレストランだ。
呼び込みの兄さんに値段を聞く。
「ビール1杯、500万トルコリラ(約400円)!」
「えっ・・・・・」
導かれるままに、ガラス張りのレストランの中に入った。
中には約10~15人位のロシア人、ウクライナ人女性がいた。
1人、もしくは2~3人ずつ、各テーブルに散らばっている。
店員に聞くと、
「ここで女性と交渉をするだけだよ。後はホテルで・・・」
と、いう事だった。
ここでビールを飲むだけなら500万トルコリラだけだそうである。
今思えば、タイやフィリピンのゴーゴーバーのようなもの?
タイやフィリピンに行った事はないので詳しくはわからないが、
踊ったりトップレスの女性はいないが、おそらく同じシステムだろう。
あの時はいまいちわからなかったが・・・・・

店員がしきりに声を掛けてくる。
「あの子はどうだ?テーブルを移動したらどうだ?」
正直言うと、この時はそんな気持はあまりなかった。
女性を見ているだけで充分だった。
トルコ語も英語もロシア語も話せないから、話すのが面倒だった。

女性達の視線をずっと感じていたが、とびっきりの美人はいなかったと思う。
それなりに綺麗な女性達ではあるが、声を掛けたいとまでは思わなかった。

ビールを2本飲んだ。
1000万トルコリラ(約800円)だった。それだけ。
このまま帰るか、寄り道をするか、
迷いながら町を歩いていると、小柄なトルコ人男性が声を掛けてきた・・・・・



10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理

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