流れる雲のように・・・
 
エジプト、トルコ、その他海外、旅の思い出・・・
 



トルコ風呂

日本ではトルコ風呂というと、かつてのソープランドの事だったが、
本家トルコのトルコ風呂は、ハマムと呼ばれる健全な垢すり浴場である。
お風呂(浴槽、湯船)はない。

トルコといえばトルコ風呂!
早速ホテルの直ぐ近くのトルコ風呂へ行った。
鍵を渡され、怪しいふいんきの個室へ案内される。
「なぜ個室なのだ・・・」
何の事はない、貴重品の保管、着替え、休息をとる部屋であった。

個室ですっぽんぽんになり、タオル1枚巻いて浴場へ向かう。
まずはサウナへ案内される。(当然ながら案内は男である)
全然暑くないサウナ。汗が出てこない。
「もういいや・・・・・」
サウナを出るとアカすり師「ケセジ」と、呼ばれる男が手招きをする。
手桶で大量の水をお構いなしに頭からかぶせられる。
浴場の中央には巨大大理石のステージがあり、とても暖かい。
ここに寝っころがり、ケセジがアカすりをはじめる。
「痛い・・・・・!」
全然気持ちよくない。
自慢げにケセジは取れた垢をみせるが、そんなに強く擦れば、垢どころか皮膚まではがれそうだ。
アカすりに続き、スポンジで体を洗ってもらう。
泡だらけである。
寝返りを打った時に、タオルがはだけ俺の「マグナム」があらわに。
無表情でケセジが俺のマグナムにタオルをかぶせる。
「ジャポンのマグナムはたいしたことないな・・・・・」
無表情だったが、そう読み取れた・・・・・
追い討ちをかけるように、頭から大量のお湯をかけられる。
息をするのも苦しいほどの大量のお湯だ。

アカすり、泡スポンジに続き、マッサージが始まる。
「痛い!!!」
こんなに痛いマッサージは初めてだ。
痛さに耐えてマッサージを受け続けた。

これでハマム、トルコ風呂は終わりだ。
確かに前評判もあまりよくなかったのだが、ここまでひどいとは・・・
しかも、ケセジがチップを要求してくるのだ!
他の人に見られないように、握手するふりをして、お札を渡せと!
ふざけた野郎である。

個室で着替えを済ませると、あのケセジが待っていた。
1000万トルコリラを要求されたが、100万トルコリラ札を渡した。
また、番頭もボッタクリ価格を要求してきた。
4000万トルコリラ!
この価格がボッタクリか適正価格かは、微妙なところだが、観光客が立ち寄らないようなハマムを選んで行ったのが、場所によってはこの位の価格を請求される所もある。
入場する前に値段を確かめておくべきだった・・・・・

大理石で寝っころがっていた時だけが、至福のひと時。
それ以外はすべて最悪のトルコ風呂だった・・・・・





10月8日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | TURKEY | 管理

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