クフ王からカフラー王のピラミッドへ |
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| クフ王のピラミッド内部を見終え、 内部出入り口迄戻ると、 内部のどんよりとした空気から、 砂漠の照りつける空気へと変わる。 どちらも気持のいいものではない。 ピラミッドを降り、 カフラー王のピラミッドを目指す。 今日は歩きなので、 舗装された道路を進んでいく。 途中しつこいくらいラクダ引きに、 「乗るだけ、乗るだけ、山本山~」 と、声を掛けられる。 今日は完全無視を決め込んだ。 そして、声を掛けてくるのはラクダ引きだけではない。 ポリスや道路清掃をしている者、 土産売りの少女まで、 とにかくしつこいくらいうるさい。 勝手に案内されたり、 写真を撮っては「バクシーシ」 すでに何度も訪れているし、 その手口は知っているので、 今日は完全無視を通した。 返事もしないし、 見向きもしない。 これであきらめてくれる。 ずっとついてくる相手に、 視線も合わさないのは、 結構大変だったりするが・・・・・ カフラーのピラミッドまで来ると、 人はかなり少なくなる。 午後ということもあるが、 団体観光客はほとんどいない。 ゆっくりとピラミッド周辺を周り、 何枚も写真を撮ったり、 石に触れてみる。 ここでもやはり声を掛けられるが、 ずっと写真を撮っていたら、 自分が写っている写真も欲しくなり、 ポリスに写真を撮ってくれと頼んだ。 観光客に頼めばただで撮ってくれるが、 機関銃を持ったポリスと写りたかったので、 俺の方から頼んだのだ。 何枚か写真を撮り、 当然バクシーシを要求されると思ったのだが、 何とこのポリス、 「バクシーシはいらない」と言ったのだ。 エジプトの奇蹟!? 金の為なら何でもOKと思っていた、 エジプトのツーリストポリスだが、 一瞬反省した。 そう、一瞬だった。 「一緒に写った俺はいらないけど、 写真を撮った彼にあげてくれ。」 なるほど・・・ でも、一緒に写ったポリスは、 ほんとにバクシーシはいらない感じだった。 ほんとに微々たる金額を、 撮ってくれたポリスに渡した。 すると今度はラクダ引きがやってきた。 相変わらず、 乗るだけとか山本山とか言ってくる。 「写真だけ撮るよ」 そういってラクダに乗った。 頭に巻くターバンまでサービス。 微々たるバクシーシにちょっと怒っていたが、 一歩も動いていないラクダに乗っただけ。 ラクダ引きを無視して、 メンカウラー王のピラミッドを目指した。
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3月27日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | EGYPT | 管理
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